家づくりのお金
2026.03.02
その坪単価、どこまで入っていますか?注文住宅「お金のカラクリ」
「坪単価いくらですか?」という問いの難しさ
家づくりを考え始めた時、誰もが一度は口にする言葉があります。「結局、坪単価っていくらくらいなんですか?」という問いです。
これから始まる新しい暮らしへの期待と、それに見合う予算への不安。その指標として「坪単価」ほど分かりやすいものはありません。しかし、私たち家づくりのプロにとって、この質問に一言で答えるのは、実はとても難しいことなのです。
なぜなら、その数字の裏側には、住宅業界特有の「マジック」が隠されていることが少なくないからです。
そもそも「坪(つぼ)」ってなに?
家づくりを始めると急に出てくる「坪」という単位。普段の生活ではあまり馴染みがないですよね。
1坪は、畳2枚分(約3.3平米)の広さを指します。
もともと日本古来の単位ですが、今の建築業界でも「坪単価」として根強く残っています。「1坪=畳2枚」とイメージすると、その空間の広さが少し想像しやすくなるかもしれません。
知っておきたい「坪単価」のカラクリ
建築雑誌やチラシ、ネット広告で「坪単価〇〇万円〜!」という魅力的な数字をよく見かけます。でも、ちょっと待ってください。その数字、「税込」か「税別」かさえ明記されていないことも少なくありません。
今の時代、10%の消費税は決して小さくありません。坪単価70万円だと思ったら、実は税別で、総額では予算を大きく超えてしまった……なんてことも。
さらに、この数字には住宅業界特有の「マジック」が隠されていることがあります。
・「延床面積」か「施工面積」か
一般的に、建築基準法で定められた「延床面積」で計算するのが誠実な形です。しかし、会社によってはバルコニーや玄関ポーチ、吹き抜けなどを含めた「施工面積」で計算する場合があります。
分母となる面積を大きく見せれば、当然、坪単価は安く算出されます。表面上の数字を安く見せるための「数字のマジック」に惑わされないことが大切です。
・「本体価格」に何が含まれているか
照明器具、カーテン、エアコン、屋外の給排水工事……。これらは「生活するために不可欠」なものですが、坪単価(本体価格)に含まれていないケースが多々あります。「入り口の安さ」に惹かれて契約した結果、後から数百万単位の追加費用が発生し、予算オーバーになってしまう。そんな悲劇を私たちは何度も見てきました。
最後に大切なのは「入り口」ではなく「総額」
私たちがお客様に最初にお伝えしたいのは、坪単価という曖昧な数字で他社と比較することの危うさです。大切なのは、家具を買い、引っ越しを終えて、その日から笑顔で暮らし始めるまでに「全部でいくら必要なのか」という「総額(コミコミ価格)」です。
アトリエクオーレでは、安易な安売りで気を引くようなことはしません。最初から現実的な予算をご提示し、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔させない提案を徹底しています。
そのためにも、私たちはまずファイナンシャルプランニングから始めることを推奨しています。
無理なローンを組んで、住み始めてから趣味や旅行を我慢するような生活は、本当の豊かな暮らしとは言えないからです。
あなたの「本当の予算」を一緒に見つけましょう
家づくりは、人生で最大のお買い物です。数字のトリックに振り回されるのではなく、まずは自分たちが「どこにこだわり、どれくらいの予算で、どんな毎日を送りたいのか」を整理することから始めてみませんか?
アトリエクオーレでは、家づくりのプロとして、そしてお金のプロとしての視点から、あなたにとって最適なプランを一緒に考えます。
「まずは今の年収でどれくらいの家が建つの?」「この土地なら総額いくら?」
そんな素朴な疑問から、ぜひ私たちにお聞かせください。
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