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船穂の住宅

建築場所 倉敷市船穂
建築年 2016年
面積 113.56㎡(34.35坪)
構造 木造2階建
種別 新築

石とアーチが導く、ヨーロピアンヴィンテージの邸宅

外観から内部へと連続するのは、石の重厚さと手仕事の温もり。
アーチと素材の重なりが視線に奥行きを生み、空間にリズムを与えます。
日常の中に、静かに時間が流れる異国の住まいのような一邸です。


石積みと左右対称がつくる端正なファサード

外壁は石積み仕上げとし、凹凸のある表情が自然光を受けて陰影を描きます。
切妻屋根と左右対称の構成が、安定感のある佇まいを形成。
小窓やシャッターの配置が、立面に細やかなリズムを与えています。


アーチが連続するアプローチ空間

玄関へと続く動線は、アーチ開口と石壁に囲まれたトンネル状の構成です。
床には不規則に張られた石張りが広がり、歩行とともに視覚的な変化を生みます。
奥へと抜ける視線の先にアイアンゲートが配置され、内外の境界に奥行きを与えています。


素材の重なりが際立つエントランス

アイアン装飾の門扉と石のアーチが重なり、立体的な陰影を形成します。
木製ドアや天井の羽目板が加わることで、硬質な石に温もりが重なります。
光が奥へと抜ける構成により、閉じながらも広がりを感じる空間です。


古材と石が調和するLDK空間

天井には古材板張りを採用し、色味の異なる木が不規則に並びます。
キッチンは無垢材と石を組み合わせ、素材のコントラストを際立たせています。
段差による床の切り替えが、空間に緩やかなゾーニングを生み出しています。


レンガと火がつくる、時間の中心

レンガ積みの炉台に囲まれた薪ストーブは、空間の重心となる存在です。
粗さのあるレンガと滑らかな漆喰壁の対比が、素材の奥行きを引き立てます。
炎の揺らぎが壁面に映り込み、時間の流れを穏やかに可視化します。


アトリエクオーレは、素材の重なりと光の陰影を丁寧に設計し、日常に旅の情景を重ねます。
住まうほどに味わいが深まる空間を、これからもかたちにしていきます。

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