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早島の住宅2

建築場所 都窪郡早島町
建築年 2019年
面積 145.65㎡(44.06坪)
構造 木造2階建
種別 新築

石と塗りが織りなす、静謐なヨーロピアンレジデンス

外観から内部まで一貫して流れるのは、素材そのものが持つ重厚さとやわらかさの対比です。
光の陰影が壁面に奥行きを生み、時間とともに表情を変えていきます。
日常にいながら、どこか旅先の邸宅に滞在しているような空気感をまとった住まいです。


素材の切り替えで魅せるファサード

クオーレストーン塗り壁をバランスよく切り替えた外観は、陰影のグラデーションが美しく際立ちます。
石の持つ粗さと、塗り壁の滑らかさが対比となり、視線にリズムを与えます。
屋根にはアスファルトシングルを採用し、全体の質感に落ち着きをもたらしています。


光をやわらかく受け止める漆喰の室内

室内は漆喰壁が光をやわらかく拡散し、時間帯によって異なる陰影を描きます。
直線的な光ではなく、壁全体に滲むような明るさが空間の奥行きを引き立てます。
窓からの光が床や壁に穏やかに広がり、静かな居心地を生み出しています。


無垢と古材がつくる、経年美のある床

無垢フローリングのやわらかな足触りに、古材の持つ風合いが重なります。
素材ごとの色味や表情の違いが、空間に深みを与えています。
均一ではない質感が、使い込むほどに味わいとして積み重なっていきます。


火の揺らぎを取り込む、暮らしの中心

空間の中心には薪ストーブを配置し、視線が自然と集まる構成です。
炎の揺らぎが壁や天井に映り込み、空間全体に動きを与えます。
静かな素材感の中に、温もりと時間の流れを感じさせる要素として機能しています。


アトリエクオーレは、素材の質感と光の関係性を丁寧に設計し、日常に旅の余白をもたらします。
住まうほどに深まる空間の価値を、これからもかたちにしていきます。

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