works

早島の住宅

建築場所 都窪郡早島
建築年 2023年
面積 124.55㎡(37.67坪)
構造 木造2階建
種別 新築

3色の外観と、3トーンの壁が生む立体感。アーチとオリジナルキッチンが彩る、エッジのある住まい

白、ベージュ、ブラウン。3色が大胆に組み合わさる外観は、通りに面した瞬間から「ここは違う」という印象を放っています。
内部に入ると、グレージュ系の3段階のトーンで構成された壁面が、空間に奥行きと落ち着きをもたらします。
色の使い方と形の選択が一貫した意図のもとに重なり、住む人の個性が建築として結実した住まいです。


白×ベージュ×ブラウン ― 3色が構成する、エッジの効いたファサード

外観を彩る白・ベージュ・ブラウンの3色は、それぞれが異なる面に割り当てられることで、建物に彫刻的な立体感をもたらしています。
単色では出せないメリハリと、3色ならではのリズムが、シンプルなフォルムの中に独自の個性を生み出しています。
見る角度や光の当たり方によって色の表情が変わり、時間帯ごとに異なる佇まいを見せるファサードです。


3トーンの壁面が生む、LDKの奥行き

リビング・ダイニング・キッチンの壁面には、グレージュ系の色調を3段階のトーンに分けた仕上げを採用しています。
天井・上部・下部と高さによって微妙に異なる色の層が重なることで、単一の壁紙では出せない立体感と奥行きが空間に生まれています。
吹き抜けと組み合わさることで、縦に伸びる壁面の3トーンがより鮮明に映え、視覚的な豊かさが際立ちます。


吹き抜けと土間収納 ― 気積と収納を両立する設計

リビングの吹き抜けが垂直方向の開放感をもたらし、3トーンの壁面と合わさることで、コンパクトな床面積を超えた広がりが生まれています。
玄関にはたっぷりの土間収納を確保し、アウトドア用品や季節物も余裕を持って収まる収納力を、玄関の景観を損なわずに実現しています。
開放感と収納力という相反しがちな要素を、設計の工夫で同時に成立させています。


オリジナル扉のアイランドキッチンと、アーチ開口のニッチ

Panasonicのアイランドキッチンをベースに、扉面材をオリジナルに交換した唯一無二のキッチンは、既製品の枠を超えた存在感でLDKの中心に立っています。
機能性はそのままに、空間のトーンに合わせて仕立て直されたその佇まいは、料理をする場所が「見せる場所」でもあることを示しています。
リビングに設けられたアーチ開口のニッチは、半円の柔らかな輪郭が直線的な空間に程よいアクセントを加え、小さいながらも存在感を放っています。


外観の3色、内壁の3トーン、アーチの曲線、オリジナルのキッチン ―― この家のあらゆる選択に、住む人の意思と設計者の応答が宿っています。
アトリエクオーレは、「旅先のような日常」を、色と形の対話の中に丁寧に設計します。

Other