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ひらじま歯科医院

建築場所 岡山市東区東平島
建築年 2024年
面積 473.16㎡(143.13坪)
用途 歯科医院
構造 木造2階建
種別 新築

勾配天井が空を引き込む、大人の歯科空間。モールテックスのアール受付が出迎える、清潔なクリニック

足を踏み入れた瞬間、天井の高さが視界に飛び込んできます。
勾配天井が上部へと広がる待合室は、歯科医院とは思えない開放感と静けさを同時に持ち、訪れる人の気持ちをほぐします。
グレーとホワイトで構成された空間に、アールの受付カウンターが柔らかなアクセントを加える ―― 清潔感と大人の落ち着きが共存するクリニックです。


グレー×ホワイトの外観 ― 端正な顔を持つクリニック

外観を構成するグレーとホワイトのツートーンは、派手さを排しながら、しっかりとした存在感を街に向けて発信しています。
水平ラインを意識したシンプルな造形が、モダンで清潔な印象を与え、幅広い世代が安心して足を向けられる雰囲気を外観から醸し出しています。
過剰な装飾を持たないからこそ、素材の色と面の構成が際立つ、誠実な外観です。


勾配天井が生む、開放的な待合空間

院内で最も印象的なのは、勾配天井が高く伸びる待合室の開放感です。
天井が斜めに立ち上がることで視線が自然と上へ向かい、実際の床面積以上の広がりが空間に生まれています。
頭上に余白があることで、歯科医院特有の閉塞感が解消され、治療前の時間をゆったりと過ごせる場として成立しています。


モールテックス仕上げのアール受付カウンター

待合から診察への動線上に構える受付カウンターは、モールテックスで仕上げたアール形状の造作です。
継ぎ目のない滑らかな曲面と、左官素材特有の微細な表情が、受付という機能的な場所に彫刻的な存在感を与えています。
グレーを基調としたモールテックスの色調が空間全体のトーンと響き合い、清潔感と大人っぽさを同時に体現しています。


広々とした院内 ― 余裕のある空間設計

待合から診療室に至るまで、ゆとりある空間の取り方がこのクリニックの設計の軸です。
通路の幅、診療ユニット間の距離、各所に配慮されたゆとりが、患者にとっての居心地のよさと、スタッフにとっての動きやすさを両立しています。
広さは面積だけでなく、空間の使い方によってつくられる ―― その設計の哲学が、院内の隅々に反映されています。


清潔感、大人の落ち着き、開放感 ―― 三つの感覚が同時に成立する歯科空間を設計すること。
アトリエクオーレは、クリニックという用途においても、訪れる人の感覚に誠実に向き合い続けます。

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