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ALLURE EYE MAKE DESIGNING アリュール アイメイクデザイニング

建築場所 総社市
建築年 2024年
用途 店舗

モーブが纏う、静かな高級感。アールと曲線が導く、大人のアイメイクサロン

スケルトンから作り上げられたこの空間には、過剰な装飾がひとつもありません。
それでも、足を踏み入れた瞬間に漂う上質な空気は、素材の選択と色の統一感から生まれています。
派手さではなく、落ち着きの中に宿る品格 ―― アリュールのアイメイクサロンは、訪れる人を静かな非日常へと誘います。


モーブで統一された空間 ― 色が生む、一体感と上品さ

空間全体を貫くのは、モーブ(くすんだ赤紫)を基調とした色の統一感です。
赤でも紫でもない、この曖昧で柔らかな色調が、清潔感を保ちながら温度と奥行きを空間に与えています。
壁・建具・什器に至るまで同じトーンで揃えることで、視線がどこへ向かっても「ここはひとつの世界だ」という完結した印象が生まれています。


アール壁の間仕切り ― 曲線が空間に柔らかさを与える

空間を仕切る壁に採用されたアール(曲線)の間仕切りは、角を排除することで、直線だけでは出せない柔らかな流れを室内につくり出しています。
曲面が光を受けて生む滑らかな陰影が、空間に立体感と奥行きを加え、同時にサロンとしての親密な雰囲気を醸し出しています。
アールという選択ひとつが、施術を受ける側の緊張を自然とほぐす役割を担っています。


モールテックス仕上げの受付カウンター ― 素材が語る、空間の格

入口正面に構える受付カウンターは、モールテックスで仕上げたアール形状の造作です。
モールテックスが持つ左官特有の微細な表情と、継ぎ目のないなめらかな面が、カウンターに彫刻的な存在感を与えています。
モーブの色調と組み合わさることで、受付という機能的な場所が、サロンの世界観を凝縮したショーピースとして機能しています。


色、曲線、素材 ―― 三つの要素が一貫した意図のもとに選ばれることで、スケルトンのテナントが「ALLURE」の世界観を持つ空間へと変わりました。
アトリエクオーレは、住宅にも商業施設にも、空間に宿る「空気のデザイン」を大切にしています。

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