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COVO Ushimado

海と森が交差する異空間。半円を重ねた建築が生む、牛窓の隠れ家リゾート「COVO」

地平線に沈む夕日と、砂浜に打ち寄せる波音。その景色の中に、見たことのないシルエットの建物が静かに佇んでいます。
半円形のボリュームを幾重にも重ねた外観は、リゾートホテルとも別荘とも異なる、独自の世界観を持つ空間です。
アトリエクオーレが手がけたこの施設は、建築そのものが「非日常」の入口となっています。


半円を重ねた外観 ― 見たことのない建築のかたち

この施設の第一印象を決定づけるのは、半円形のアーチを積層させた独特のフォルムです。
曲線が連なる外観は、直線で構成された一般的な建築とは異なる柔らかさと存在感を持ち、周囲の自然と不思議な調和を生み出しています。
「ここはどこだろう」という感覚が、到着した瞬間から滞在中ずっと続く、そんな異空間としての建築です。


円柱形のベッドルームと、洞窟のような寝室

客室は性格の異なる2つのベッドルームで構成されています。
ひとつは海に向かって開かれた円柱形の空間で、弧を描く壁越しに朝の光と水平線が飛び込んでくる目覚めを体験できます。
もうひとつは森に抱かれた洞窟を思わせる寝室で、木々を透かして降り注ぐ光の中、深い静寂に包まれた睡眠が得られます。


バレルサウナと、海を望むインフィニティバス

施設の核となるウェルネス体験が、バレルサウナインフィニティバスの組み合わせです。
樽型のサウナで体を温めた後、縁が海と溶け合うように設計されたバスに浸かると、水面の向こうに瀬戸内の海が広がります。
波の音を聞きながら外気を浴びる時間は、都市では決して得られない、感覚すべてを使った休息です。


焚き火と星空が完成させる、グランピングの夜

日が落ちると、施設はまた別の表情を見せます。
ファイヤーピットを囲むグランピングエリアでは、炎が揺れる光の中で時間がゆっくりと流れていきます。
砂浜に近い立地と、遮るものがない夜空が、焚き火の夜をより深く、忘れがたいものにしています。


「旅先のような日常」を住まいに宿らせることをテーマとするアトリエクオーレが、この施設では「日常から完全に切り離された非日常」そのものを建築で表現しました。
COVOは、訪れるたびに新しい発見がある、大人のための隠れ家です。

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